サラリーマンの人など給与所得者が国税庁ホームページにある確定申告書等作成コーナーで医療費控除のために確定申告書を作成をする場合の手順は次の通りです。
目次
医療費控除の確定申告 国税庁確定申告書等作成コーナー
必要書類
- 職場から貰った源泉徴収票
- 医療費の領収証等

ステップ1 国税庁確定申告書等作成コーナートップページ

まずは国税庁の確定申告書等作成コーナーにいき、作成開始のバナーをクリックします。
ステップ2 e-Taxか書面提出を選択

マイナンバーカードやIDを持っている人はe-Taxで出来ますが、とりあえずここでは書面提出で進めて行きます。
ステップ3 パソコン利用環境の確認

パソコンの利用環境の確認画面がでます。
国税庁が動作確認をしているものになるので、できればこれに合致するパソコンの方がいいと思います。
ステップ4 税目などの選択

今回は医療費控除の確定申告なので「所得税」をクリックします。
ステップ5 入力方法の選択

今回は医療費控除の確定申告なので「給与・年金の方」をクリックします。
ステップ6 必要書類の確認

先に書いたとおり、源泉徴収票を紛失した場合は勤務先に再発行を依頼して下さい。
ステップ7 生年月日

ここに記載した生年月日が確定申告書に印字されます。
ステップ8 収入・所得金額の入力

今回は医療費の確定申告なので「給与のみ」にチェックを入れます。年金がある人は 該当するところにチェックを入れて下さい。
ステップ9 給与所得の内容等の選択

給料が何箇所あるのか等を入力する画面になりますが、ここでは1か所給料で年末調整が終わっているものとして進めて行きます。
ステップ10 適用を受ける控除の選択

医療費控除の確定申告になるので「医療費控除」にチェックを入れます。
ステップ11 給与所得の入力



手元にある源泉徴収票をそのまま入力します。
ステップ12 給与所得の入力内容の確認

入力内容に間違いが無いか確認する画面です。
ステップ13 所得控除の入力 医療費控除入力スタート

ここでやっと医療費控除の入力画面にうつります。
ステップ14 医療費控除の入力


2017年分から医療費の領収証の提出が必要なくなりましたが、代わりに医療費の明細を作成しなければいけません。
国税庁ホームページで医療費の明細を作成できるのでここではその方法を説明していきます。

ステップ15 医療費の入力

この画面で医療費を入力していきますが、医療費の領収証を1枚毎入力すると膨大な時間がかかってしまうので、医療を受けた人と医療機関毎にまとめて入力します。
例えば
- Aさん ○○病院 1,000円×10枚
- Aさん △△病院 2,000円×10枚
- Bさん ○○病院 15,000円×2枚
- Cさん □□病院 5,000円×3枚
↓
- Aさん ○○病院 10,000円
- Aさん △△病院 20,000円
- Bさん ○○病院 30,000円
- Cさん □□病院 15,000円
このように医療を受けた人と医療機関毎にまとめて入力します。
医療費の区分
下記の医療の区分に該当する項目にチェックを入れます。
- 診療・治療
- 医薬品の購入
- 介護保険サービス
- その他の医療費
該当するものが複数の場合にはその項目すべてにチェックを入れます。
支払った医療費の金額
医療機関の窓口で支払った金額を入力します。いわゆる窓口負担分ですね。
生命保険や社会保険で補てんされる金額
生命保険の入院給付金や手術一時金、健康保険の高額療養費などを受取った場合にその金額を入力します。
入院や手術で医療費よりも保険金の方が多い場合は、その入院・手術の医療費は医療費控除にならないのでここでは入力しない方がいいと思います。説明するのが難しいのですが、
下記医療費があった場合の医療費控除の金額(所得200万円以上の場合)
医療費① 180,000円
医療費②
入院費用 200,000円
保険金 250,000円
差額 +50,000円
医療費控除の額 80,000円
医療費控除の額は30,000円ではありません(医療費①-②)。プラスになった医療費は計算に入れません。
よく間違いが多い項目なので注意しましょう。

面倒なのでとりあえず1項目だけ入力して次へ進みます。
ステップ16 医療費控除の計算結果の確認

医療費控除の確定申告は以上になります。


確定申告が医療費のみの場合は以上になります。
あとは還付口座などを入力します。
ステップ17 住民税に関する事項の入力

間違いが無ければ「次へ」をクリック
ステップ18 住所・氏名等の入力

銀行名等を正式名称で間違えずに入力してください。

電話番号は確定申告書等の内容について問題がある場合に連絡があるので繋がる番号を記載しましょう。(還付口座の記入間違いなど)

ステップ19 マイナンバーの入力

マイナンバーを入力しないで「次へ」をクリックすると下記のアナウンスが表示されます。

「キャンセル」をクリックすると先に進めます。
ステップ20 確定申告書の印刷(終了)

ステップ21 念のためにデータ保存

万が一の時のために入力データを保存することをお勧めします。
以上で医療費控除の確定申告書の作成は終了です。