中途退社等の理由で年末調整をしなかった人、できなかった人が国税庁の確定申告書等作成コーナーで確定申告書を作成をする場合の手順は次の通りです。
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年末調整未済の人の確定申告 国税庁確定申告書等作成コーナー
年末調整ができなかった人とは?
そうですね。たとえば年間の給与が2,000万円超の人、年の途中で退職した人や、2か所以上のところで働いて給料を稼いでいる人は年末調整をできないので、各人で確定申告をすることになります。
2か所以上で働いている人の確定申告書等作成コーナーでの操作方法は別のページでまとめているので、それを参考にしてもらうとして、ここでは年の途中で退職して年末調整ができなかった人の操作方法をまとめています。
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2箇所で給与がある人の確定申告 国税庁確定申告書等作成コーナーの操作手順
2か所以上で給料を受取っている人が国税庁ホームページにある確定申告書等作成コーナーで確定申告書を作成をする場合の手順は次の通りです。
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ポイント
次の人は年末調整未済になっています。
- その年の給与等が2,000万円超の人。
- 年の途中で退職している人。
- 2か所以上で働いている人。
必要書類
- その年の源泉徴収票
- 社会保険料控除証明書
- 生命保険料控除証明書
- 地震保険料控除証明書
- その他
国民年金保険料や生命保険料などを支払った場合には毎年10月頃に控除証明書が自宅に郵送されます。
平成30年分以前は源泉徴収票を無くしてしまったら確定申告ができないので、再発行してもらっていたのですが、令和元年分から給与所得、退職所得及び公的年金等の源泉徴収票の添付がいらなくなりました。ただし、正確な金額が分からない人は源泉徴収票を再発行してもらいましょう。
ステップ1 国税庁確定申告書等作成コーナートップページ
まずは国税庁の確定申告書等作成コーナーにいき、作成開始のバナーをクリックします。
ステップ2 e-Taxか書面提出を選択
マイナンバーカードやIDを持っている人はe-Taxで出来ますが、とりあえずここでは書面提出で進めて行きます。
ステップ3 パソコン利用環境の確認
パソコンの利用環境の確認画面がでます。 国税庁が動作確認をしているものになるので、できればこれに合致するパソコンの方が良いですが、よくわからない場合はそのまま「利用規約に同意して次へ」ボタンをクリックして下さい。
ステップ4 税目などの選択
今回は年末調整をしなかった人の確定申告なので「所得税」をクリックします。
ステップ5 入力方法の選択
今回は年末調整をしなかった人の確定申告なので「給与・年金の方」をクリックします。
ステップ6 必要書類の確認
先に書いたとおり、源泉徴収票を紛失した場合は勤務先に再発行を依頼して下さい。平成30年分以前は源泉徴収票を無くしてしまったら確定申告ができませんが、令和元年分から給与所得、退職所得及び公的年金等の源泉徴収票の添付がいらなくなりました。ただ、添付がいらなくなっただけで、正確な金額が分からない人は元勤務先に再発行してもらいましょう。
ステップ7 生年月日
ここに記載した生年月日が確定申告書に印字されます。
ステップ8 収入・所得金額の入力
今回は年末調整をしなかった人の確定申告なので「給与のみ」にチェックを入れます。年金がある人は 該当するところにチェックを入れて下さい。
ステップ9 給与所得の内容等の選択
給与が何か所あるのか、年末調整の有無を確認する画面になります。とりあえず「1か所のみ」「年末調整を行っていない」で進めていきます。
ステップ10 給与所得の入力
ステップ11 給与所得の入力内容の確認
ステップ12 所得控除の入力

すでにステップ10で入力したものは記入されているので、それ以外のものをこの画面で入力していきます。一般的に年末調整を行っていない人は生命保険料控除や国民年金保険料などを入力することになります。

入力したところの数字が変わっていることを確認しましょう。

ステップ13 税額控除の入力

住宅ローン控除や寄付金控除等がある人はこの画面で入力します。
ステップ14 納付税額と還付税額の確認

ステップ15 住民税に関する事項の入力
ステップ16 住所・氏名等の入力
電話番号は確定申告書等の内容について問題がある場合に連絡があるので繋がる番号を記載しましょう。(還付口座の記入間違いなど)
ステップ17 マイナンバーの入力
マイナンバーを入力しないで「次へ」をクリックすると下記のアナウンスが表示されます。
ステップ18 確定申告書の印刷(終了)
ステップ19 念のためにデータ保存
万が一の時のために入力データを保存することをお勧めします。
以上で国税庁の確定申告書等作成コーナーにおける年末調整を行わなかった人(年末調整未済)の確定申告書の作成は終了です。