車をリースにより契約した場合の勘定科目と仕訳。分割購入には主に割賦契約とリース契約がありますがここでは所有権移転外ファイナンスリース契約の仕訳について紹介します。
車を所有権移転外リース(所有権移転外)で契約した場合の勘定科目と仕訳
車のリース契約(60回)をした。
- 1回あたりリース料(うち利息部分1,000円) 25,000
- リース料総額 1,500,000
リース契約時の勘定科目と仕訳例
借方 | 貸方 | |||
車両運搬具 | 1,440,000 | / | 長期未払金 | 1,500,000 |
長期前払費用 | 60,000 | / |
手数料(利息)部分は車両運搬具に含めても良いですが、長期前払費用の勘定科目で仕訳します。
リース料支払い時の勘定科目と仕訳例
借方 | 貸方 | |||
長期未払金 | 25,000 | / | 普通預金 | 25,000 |
支払利息 | 1,000 | / | 長期前払費用 | 1,000 |
所有権移転外ファイナンスリース契約(売買取引)についてはリース契約時に資産計上して減価償却処理します。なお、所有権移転外リース契約による資産はリース期間定額法で減価償却します。上記例では60回の定額法(24,000円/月)
リース料に含まれる利息部分は支払利息ではなく、支払手数料の勘定科目を使うところもあります。
なお、一定の要件を満たすリース契約の場合は、これまで通り「リース料/普通預金」でリース料支払時に経費処理することもできます。